ドメインって、そもそも何だろう?という内容の記事を投稿しました。
その記事の中で、
- 個人でもドメインの利用することができる
- お金を払うことで、利用権を確保することができる
という点に、触れました。
今回は、私たちはドメインを誰から買うのか、また、どこで買えばよいのかについて、説明していきます。
ドメインを売ってくれる会社
魚が消費者に届くまでには、
- 漁師が魚を獲る
- 卸売り業者が、漁師から魚を買い取る
- 小売業者が、卸売り業者から魚を買い取る
- 小売業者が店頭に魚を並べ、消費者が買う
「漁師」、「卸売り業者」、「小売業者」の3人の登場人物がいます。
ドメインでも、同じように、3人の登場人物が出てきます。
登場人物を一人ずつ見ていきましょう。
レジストリ(登録管理組織)
「漁師」に当たる登場人物です。
ドメインのラベルのうち、最も右側のものを、トップレベルドメイン(TLD)といいます。
example.co.jpの場合、jpの部分の事です。
レジストリは、このTLDを管理している組織です。
1つのTLDを1つのレジストリが管理しています。「jp」の場合、株式会社日本レジストリサービス(通称JPRS)です。「com」や「tokyo」というTLDも、レジストリが管理しています。
レジストリは、私たち、消費者とは直接取引をしていません。よって、ドメインを利用する時、わたしたちがレジストリを意識することは、ないと思います。
レジストリは、レジストラにドメインを卸しています。
レジストラ(登録事業者)
「卸売り業者」にあたる登場人物です。
レジストラは、ドメインをレジストリから、仕入れています。
仕入れたドメインを、リセラに卸す。または、私たち消費者に、販売をしています。
実際の会社でいうと、お名前.comが、レジストラです。
お名前.comは、レジストリであるJPRSから、ドメインを仕入れています。
リセラ(再販事業者)
「小売業者」にあたる登場人物です。
リセラは、ドメインをレジストラから仕入れ、私たち消費者に販売します。
実際の会社に置き換えると、ムームードメインにあたります。
以上の、「レジストリ」「レジストラ」「リセラ」を、図に起こすと次にようになります。
ドメインは、どこから買うべきか
私たちは、ドメインを、リセラとレジストラのどちらかから、利用権を購入することができます。魚や肉といった食材とは違い、ドメインは購入する会社により品質に違いはありません。
リセラとレジストラのどちらに、ドメインの利用を申請しても、特に大きな違いはありません。
リセラやレジストラが倒産した場合などを考える必要は、あるかもしれません。
しかし、個人が利用する分には、そこまで考えなくても良いかと思います。
ただし、料金設定が各社違います。
初年度の料金と2年目以降の料金が、違う会社もありますので、そこを考えてみると良いかもしれません。
初年度は、99円。2年目以降は3980円というような値段設定も見受けられます。
利用したい期間を参考に選んでください。
まとめ
ドメインは、レジストリがTLDを管理しています。
レジストラとリセラがドメインを販売し、私たちが利用権を購入する形です。
どちらから購入しても、品質に違いはありません。ただし、料金設定が違うので、ご注意ください。