前回の記事では、WinMerge を使って、フォルダーに含まれる全ファイルを一括で差分チェックを行う方法を紹介しました。
前回の記事
今回は、WinMerge の機能の1つである、差分レポートの出力に関する小技です。
差分レポートは、差分比較した状況を、CSVファイル等で、出力したものです。
私が勤めている会社では、ビルドしたモジュールに差分の有無があるかどうか確かめるエビデンスとして、利用することがあります。
この差分レポートで、差分チェックをした全ファイルのレポートが一括で出力できる方法を紹介します。
サブフォルダも含めて差分チェックをする
前回のおさらいにもなるのですが、差分比較をするさいには、「サブフォルダーを含める」にチェックを入れて、サブフォルダーまでまとめて差分をチェックしましょう。
全ファイルを比較しないと、全ファイルの差分レポートを出力できません。
各フォルダに、「>」のマークがついていれば、全ファイルの差分チェックができています。
全ファイルの差分レポートの出力方法
WinMerge の、画面上部のメニューバーから、「表示」を選択します。
「表示」を選択して、開いたメニューから、「すべてのサブフォルダーを展開する」を選択します。
すると、画像のように、全てのフォルダーが展開されます。
この状態になってから、差分レポートを出力します。
出力された差分レポートは、次のように表示されます。
WinMerge では、差分チェックの画面に表示されている内容が、差分レポートに出力される仕様になっています。
そこで、「すべてのサブフォルダーを展開する」で、画面に全ファイルを表示することで、差分レポートに全てのファイルの情報を出力させるということになります。
まとめ
サブフォルダーを含めて、差分のチェックを行い、すべてのサブフォルダーを展開して、差分レポートを出力します。
これで、差分のレポートを一括で出力することができます。
差分チェックの画面で、1つずつフォルダーを開いていくことで、差分レポートに出力する内容も増やせますが、それでは定時に帰れません。
今回紹介した方法で、サクッと差分レポートを出力して、定時に帰りましょう!!
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