このブログを、始める大きなきっかけに、会社を辞めたということがあります。
今回は、私が会社を辞めるまでに、行なったことを記事にします。
実例を紹介することで、会社を辞めたいやツラいと考えている人の、助けになれば、幸いです。
退職に関連して、退職するまでと、退職後失業保険を受給するまでを記事にしたいと思います。
参考にしていただけるとありがたいです。
実際の制度の詳細などについては、会社やハローワークによるところもあると思います。
直接会社の担当の方やハローワークに確認していただくことをお勧めします。
本記事では、実際に私がやってことについて、詳しく紹介します。
やめたいと思ったきっかけ
何かしら、ストレスに思うことや、雇用の条件などによって、会社を辞めたいと思う時があると思います。
私の場合は、私が担当していた製品に対するプレッシャーが大きなストレスになっていました。
今にして思えば、かなり鬱々とした日々を送っていたと思います。
よく、この手の退職や転職に関する記事や動画などでは、「誰かに相談をして解決しよう」「思いとどまろう」という形で誘導する記事をよく見かけます。
私も、衝動的に仕事を辞めることは、お勧めしません。
しかし、極端な話ですが、自身を追い込んでしまい、取り返しがつかなくなるくらいなら、仕事を辞めて再スタートする方が良いと思います。
妻・上司に相談をしました
仕事を辞めたいと思ったら、まずは誰かに相談してみることをお勧めします。
相談とまでいかなくても、誰かに愚痴を聞いてもらうだけでも、かなり精神的に楽になります。
私の場合、まずは妻に相談をしました。
妻とじっくり話すことで、自分の中に気持ちに整理がつきました。
相談相手と解決策を見つけられなくても、現状に整理をつけることができると思います。
相談・愚痴を聞いてもらう相手には、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
聞いてくれているだけで、その人はあなたにとって重要な味方です。
妻の他に、会社の上司にも相談させてもらいました。
私よりも、社会経験が豊富な方に相談ができたので、退職するまでの道筋を、しっかりつけることができました。
病院を受診しました
診断書を書いてもらうと、精神的に楽
相談した会社の上司の勧めもあり、精神科病院を受診しました。
私は、受診前は精神科病院に対して、かなりネガティブな印象を抱いていました。
実際には、その他の普通の病院と何も変わりありませんでした。
お医者さんだけでなく、ソーシャルワーカーという職の方とも、カウンセリングを行なうような形でした。
ソーシャルワーカー(英語:Social Worker)とは、社会の中で生活する上で実際に困っている人々や生活に不安を抱えている人々、社会的に疎外されている人々と関係を構築して様々な課題にともに取り組む援助を提供するソーシャルワークを専門性に持つ対人援助専門職の総称である。
Wikipedia ソーシャルワーカーより
受診した先生からは、ちょっと精神的にしんどい、っていうだけでも受診してもらって構わないと言われました。
受診後は、もっと早く受診しておけばよかったと、思いました。
私が、受診をした最大の理由は、お医者さんに診断書を書いてもらうことでした。
会社側に、辞めたいと伝えた場合、高確率で引き留められます。
理由は、人手不足にあります。
そこで、診断書を添えて伝えると、引き留められにくいと思います。
私の場合は、会社側に通院していることを伝え、退職を申し出る時に、診断書を提出しました。
引き留められはしましたが、診断書も出ているのなら、ということで、スムーズに話が進みました。
診断書を出してもらうのにかかる料金
これは、私が受診した病院で実際にかかったお金です。
よって、他の病院の場合は、値段が前後すると考えられます。
あくまで、参考資料としてください。
診察料 | 1,210円 |
診断書にかかったお金 | 2,200円 |
合計金額 | 3,410円 |
私の場合は、またあの会社の社員か、と先生に言われ、受診初日に診断書が出ました。
しかし、通常は数回通院を行なったのち、診断書が出る形になります。
失業保険を受給する時に、自己都合退職ではなくなる
この記事では、詳しく説明しませんが、退職後、失業保険をもらうことができます(条件あり)。
その際、退職に関して、「自己都合退職」「特定理由退職」の二種類に分けられます。
自己都合退職の場合、失業保険のお金が手元に入ってくるまでに、2ヵ月の期間が必要になります。
2020年9月30日以前は、3ヵ月の期間が必要でしたが、制度の変更により2ヵ月に短縮されました。
失業保険の手続きを行なう際に、診断書を持参することで、「特定理由退職」として、手続きが進められます。
特定理由退職の場合、手続き完了後、すぐに失業保険のお金を受け取ることができます。
この2ヵ月の期間の差は、かなり大きいと思います。
退職の意志を、会社側に伝えました
退職の意志を、社長へ伝えました。
先に述べた通り、医師の診断書も合わせて提示することで、スムーズに話を進めることができました。
退職の日程が決まったら、次の事をやりました。
引継ぎをしっかりと行なう
これは、後任の人(会社)のためではありますが、自分自身のためになることでもあります。
退職する私のみしか知らない知識・技術を、なくすことで、退職後に会社から連絡が来ることを減らすことができます。
円満退職でない限り、退職した会社からの連絡はできる限り、もらいたくないものだと思います。
私の場合、退職後も少し連絡がありましたが、他の人が辞めていったときと比べるとかなり少なかったと思います。
離職票の発行をお願いする
失業保険を受け取る場合やハローワークを利用する場合には、「離職票」という書類が必要になります。
この書類の発行を会社側にお願いしましょう。
この書類は、会社とハローワークで数回やり取りをして作成するもので、けっこう時間がかかるものです。
そこで、退職が決まった段階で、会社側に発行を依頼しておきましょう。
退職しました
有給休暇を消化しました
退職日の前に、有給休暇を全て消化しました。
1週間と少し、休むことができました。
有給休暇を残したまま退職するのは、もったいないので、可能な限り消化しましょう。
仕事の引継ぎは、有給休暇を消化し始める前までに、終わらせました。
貸与物を全て返却しました
会社から借りているものを全て返却しました。
会社の総務を担当している方に、貸与物のリストをもらって、全て返却しました。
健康保険証も返却する必要があります。
返却し忘れると、お互いに手間がかかるので、確認をして全て返却しましょう。
私の場合は、会社に入るためのキーカードや会社で使用する印などでした。
会社のパソコンや使用しているソフトやサービスのアカウント情報も、会社の規定に従って、処分するなり、引き継ぐなりしましょう。
会社の荷物を全て、持ち帰りました
会社に置いてあった自分の荷物を持ち帰りました。
飲み物を飲むためのマグカップや社内で履くスリッパです。
こちらも、あとからやり取りしなくてもよいように、忘れずに持ち帰りましょう。
妻の扶養に入りました
会社員である間は、自身の給与と会社のお金を用いて、健康保険や年金の支払いを行なっています。
退職日以降は、自分から手続きを行わない限り、健康保険や年金に未加入・未払いの状態になってしまいます。
具体的には、病院を受診した際には、全額を負担しなければならなくなります。
健康保険にしろ、年金にしろ、いくつか方法があります。
私は、妻が正社員として働いているので、その扶養に入るという方法を選びました。
妻の会社に、妻を通じて「夫を扶養に入れたいのでお願いします。」と手続きを依頼するだけで完了しました。
まとめ
以上が、私が仕事を辞めたいと思ってから、実際に退職するまでに行ったことです。
退職するまでの工程で、最も大事だったと感じたのは、「妻や上司に相談する」という部分でした。
身近に相談できる人がいないという場合は、精神科病院で相談するのも良い選択肢だと思います。
病院の窓口で、仕事で思い悩んでいると伝えるだけで、しっかりとサポートしてくれます。
誰かに、話すということは想像以上に気持ちを楽にしてくれますよ。