こんにちは、うおなです。
とあるネット記事で、「低額(５万円以下)で買える株主優待株！！」という特集が組まれていました。
その中で、千趣会という会社をピックアップして、買いなのか検討してみようと思います！
財務状況をチェックしてみて、良い感じならば実際に購入しようと思います。
前書き -うおなの投資方針
うおなは、プロの投資家ではありません。そのため、短期での売買で利益を得ようとは考えていません。
基本的には、買った銘柄は売らずにじっくり保有しています。
また、株主優待も好きですが、配当金はもっと好きです！
そのため、株主優待の内容よりも、配当利回りを優先する傾向があります。
千趣会の基本情報
それでは、さっそく見ていきましょう。
今回検討する千趣会は通信販売サイトのベルメゾンが事業の柱の会社です。
私も、利用したことはないですが、ベルメゾンは知っていました。
公式HPによれば、通信販売事業が売上構成比の87.9% を占めているそうです。
千趣会は、ベルメゾンの調子に、売り上げが大きく左右されるということですね。
優待情報
特集が組まれていた要因である、株主優待の情報を見ていきましょう！
千趣会は、100株からベルメゾン等で利用できる優待買い物割引券がもらえます！！
100株を保有していれば、1000円相当を年二回もらうことができます。
さらに、長期保有優遇も行っており、最高で3年間の保有で1500円相当の優待買い物割引券が上乗せでもらえます。
100株保有時にもらえる株主優待を、利回りになおすと約5%になります。
優待利回り5%は、結構いい感じですね。
ベルメゾンを利用する人にとっては、かなり嬉しい株主優待でしょう！
ここで重要になるのは、自分がベルメゾンを利用するのかどうか！
ベルメゾンを利用しない人からすると、いらない優待になってしまいます．．．
冒頭でも述べたように、私はベルメゾンを利用しません。
そのため、優待利回りが高くても、あまり魅力的ではないです。
これが、優待買い物割引券ではなくて、
QUOカードや図書券であれば、話はだいぶ違うのですがね。
株価・配当情報
株主優待が魅力的でないのならば、実際の株価、配当金の情報を確認しましょう。
株価について
2023年1月11日時点で株価は、385円です。
過去には、1500円を超える勢いの時もありましたが、ここ数年は、400～500円当たりを行ったり来たりという感じです。
配当について
2022年度は、無配です！！
以下は、公式HPに掲載されている社長の挨拶より配当に関する部分を引用します。
また、誠に遺憾ではありますが配当予想は無配とさせていただきました。なお、株主優待制度は継続してまいります。
https://www.senshukai.co.jp/main/top/ir/leader.html
株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、可能な限り早期に復配できるよう、「当社グループが持つポテンシャルを最大限に活かしたユニークかつ新たなビジネスモデル」への転換のための投資及び財務体質の健全化を行い、企業競争力と企業体質の強化に努めてまいりますので、これまで以上にご支援を賜りますようお願い申し上げます。
要するに、
- 配当金は出せないけど、株主優待は引き続きやります。
- 会社としては、配当金を出せるように頑張っていきます。
- 経営戦略を見直して、頑張るから、応援してほしい。
という内容でしょう。
なお、復配という言葉を用いていますが、千趣会はここ5年間では2021年以外の4年間無配の会社です。
配当が好きな私にとって、無配株は・・・
魅力ポイント
財務的な観点での、魅力ポイントを2点あげていきます。
頑張って、2点あげてみました
1. 自己資本比率が高め
千趣会は、直近で自己資本比率が約6割と高めです。
自己資本比率が高いのは、良いことなのですが、総資産を確認すると、減少傾向にあることが分かります。
総資産の減少に合わせて、株主資本も減少傾向にあります。
株主資本が減ったから、自己資本比率が高まったという気がします。
自己資本比率が高いからといって、喜べるわけではないですね。
2. 現金は、ガッチリ保有している
IR BANK から引用した表にある通り、現金はガッチリ保有しています。
直近では、保有現金を減らしているものの、10年前に比べて保有額は増えていますね。
愛せないポイント
財務的な観点での、愛せないポイントを3点あげていきます。
魅力ポイントより、簡単に探せました(笑）
1. コロナ禍以前から売上が減少傾向にある
千趣会は、新型コロナウイルスによる混乱が始まる以前から、売上高が減少している傾向にあります。
長年の売り上げの減少傾向に加えて、コロナ禍になってからは、さらに大きく売上高を減らしています。
通信販売事業を行っていますが、巣ごもり需要を享受できなかったみたいですね。
残念です。
2. 赤字を出している
千趣会は、過去10年間で赤字を2回出してしまっています。
赤字を出している企業に、安定した成長や配当は期待しにくいですね。
3. 配当を出していない
この点が、私にとって一番ネックなポイントです。
千趣会は、過去に配当を出していましたが、ここ数年は無配の傾向にあります。
2021年には、配当を出していますが、2022年は無配です。
配当が不安定な株は、長期保有をするにはあまり向いていないですね。
結論！！
お見送りです．．．
理由は、以下の3点です。
- 財務状況が良くないです。
- 配当が不安定です、何ならここ数年は無配です。
- ベルメゾンでお買い物をしない。
優待利回りは良いのですが、残念ながら株主優待の優待買い物割引券を使わないです。
また、配当が不安定かつ、財務状況が良くないため、投資の対象には不適当と判断しました。
私は、投資をしないという判断です。
しかし、株価自体は安いので、優待が約4万円で手に入ります。
ベルメゾンでよくお買い物をするという人は、投資対象として検討してみても良いかもしれません！
最後に
投資関連の記事は、特定の金融商品、特定の会社の株への投資を推奨するものではありません。
投資は、自己責任。
投資の結果には、自分自身しか責任を持てません。
だからこそ、しっかり考えて、慎重に検討するようにしましょう。
頑張って稼いだお金だからこそ、考え抜いて投資したいですね。
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