こんにちは、T子です。
先日、私達夫婦は、所有していた車2台のうちの1台を手放し、「2人で車1台の生活」を実現しました。
今回は、私達が車を手放そうと思った経緯と、手放してみての感想を述べていこうと思います。
車を手放そうか迷っている方はもちろん、これから車の購入を検討している方も参考にしていただけたら幸いです。

車社会での生活
私達が住んでいる石川県金沢市は、完全な車社会です。
一応バスは通っていますが、主要な場所にしかバス停がなく、時間もまばらで、少し不便です。
お出かけするには車を使うのが当たり前で、車を1人1台持つ世帯が大多数です。

もちろん家庭にもよりますが、北陸全体が「車は1人1台持つのが当たり前」という風潮があるように感じます。
そんな金沢市に住んでいる私達夫婦ですが、同じ金沢市内の別の地区に引っ越しを行いました。
場所はうおな(夫)の会社の近くです。
引っ越した理由は、「車を1台手放すため」。

車を手放すために、わざわざ引っ越しをするなんて、頭がおかしい…
そんな風に世間に思われてしまいそう、というか思われているのですが、、、(笑)
私達夫婦は、とある目的のために、引っ越しをして車を1台手放しました。
車を手放そうと思った経緯
車の維持にいくらかかる?
ことの発端は、とあるYoutuberさんに影響されて、車の維持費は年間でいくらなのかを調べてみようと思ったことです。
当時、私達夫婦は普通車と軽自動車を所有していたのですが、計算してみると、、、
項目 | 普通車 費用 | 軽自動車 費用 |
---|---|---|
ガソリン代 | \36,000 | \18,000 |
メンテナンス費 | \20,000 | \10,000 |
駐車場代 | \40,000 | \40,000 |
車検 | \70,000 | \30,000 |
任意保険 | \55,000 | \24,000 |
合計 | \221,000 | \122,000 |
1年間で、普通車に約22万円、軽自動車に約12万円かかっていることが分かりました。
※厳密に計算したわけではないので、上記の表は、全ての普通車や軽自動車の維持費を示唆するものではありません。
1年のうち、1ヵ月は車のためだけに働いている
私達が車の維持費を計算した結果、
ということに気づいてしまいました。
私達のお給料は、手取りで20万円前後なので、汗水垂らして働いた1ヵ月分のお給料が、車1台分の維持費に消えていくことになります。
「それでも別に構わない」と割り切れる人はいいですが、私達夫婦は、「車を持ち続けること」と「一ヵ月働くこと」の重さが釣りあっていないと感じました。
そして、普通車を手放すことを決意しました。

車を手放すために何をする?
車を手放すには、多くの場合、生活習慣や環境を変えないと実現できません。
・都市圏へ引っ越す
・転職をする
・家族に送迎してもらう生活をする
自分自身が、「譲れるもの(優先度の低い事柄)」「譲れないもの(優先度の高い事柄)」を書き出して、それを軸に行動するといいと思います。
私の場合は以下の通りです。
・住居の変更
・通勤時間の増加
・不便さ
・貯蓄率の維持または向上
・今の職場で働き続けること
結果、夫の職場の近くに引っ越しました。
私が車通勤(通勤時間が増えた( ;∀;))、夫が徒歩通勤です。
職場は変えずに、住む場所だけ変えて、「2人で車1台の生活」を実現しました。
車を手放した後の生活~メリット・デメリット~
車を手放して、早数か月…。
現状、手放してよかったと思っています。
最初は、「とてつもなく不便になるかも」と不安に思っていたのですが、車が無いなら無いで、案外普通に生活できます。慣れって怖いですね(笑)
もちろん以前より不便になったことは否定しませんが、それ以上に、貯蓄率が上がったことが嬉しいです。

私達夫婦は、三度の飯より貯蓄率!

浮いたお金で買う株が至高です。
私達は、お休みの日に、別々の場所に出かけることがほぼなく、車が1人1台ないことの不便さはそこまで感じていません。
別に免許を返納したわけでもないし、必要になったらまた車を買えばいいし、緊急時はタクシーを使えばいいし、、と前向きに考えています。

車を維持し続けるより、月に数回タクシーを使う方が安く済みます。
そんな私達が、車を手放すメリット・デメリットを挙げてみました。
デメリットはひねり出して書きました^^;
だってほんとに無いんだもん…許して…(笑)
車を手放すメリット
①車の維持にかかっていたお金を、別の好きなことに回せる
貯金・旅行・趣味など、浮いたお金を好きなことに使えます。
いつか導入されるかもしれない、走行距離課税に払うお金も、人より少なくなるかもしれません。
②歩くことが増えて、健康になる
夫曰く、徒歩通勤になったので歩くことが増えました。
私は逆に車に乗っている時間が増えた(´;ω;`)
③運転する頻度が減る(=事故のリスク減)
夫は、仕事がある平日はほとんど運転しません。
運転をしないと、車による事故の加害者や被害者になる確率が非常に低くなります。
夫には健康で長生きしてほしいので、私は非常に安心です。
車を手放すデメリット
①不便
車を手放す前よりは、不便になりました。
例えば、私の仕事帰りの飲み会は、車でお店まで行くことが多いのですが、帰りは夫に迎えにきてもらうことができず、不便だなと感じます。

結局、お酒を飲まないか、タクシーで帰るかしかない
不便さは、その人がどれだけ車に依存していたかによります。私達はそこまで大きく感じていません。
②変人扱いされる(笑)
変人扱いされることが多いです。
「(お金が無くて車を売るしかない等の)経済的な理由があるわけでもないのに、便利な生活を捨ててまで、車を手放す」ということのメリットを理解してくれる人は少ないです。
大抵呆れられますw

もう慣れましたが。
車を手放すと話したときの周りの反応
私達が「車を手放した」と伝えたときの、親戚・同僚・友達の反応6連発です。どうぞ。
「そんなにお金ないの?」
「そこまでしてお金を貯めたい?」
「不便じゃない?」
「別々の場所に出かけたいときはどうするの?」
「子供ができたときに、送り迎えはどうするの?」
「…で、次の車はいつ買うの?」

基本的にこれに近いマイナス意見を言われます。
上手い返し方を用意しておきましょう。
終わりに
もう一台の車も手放したい
私達は、ゆくゆくはもう一台の車も手放したいと思っています。
私が先ほど挙げた、3つのメリットが非常に大きいと感じているからです。
車が必要ない都市圏に引っ越しをする予定です。
人とは違う生活
他の人とは違う生活、今回で言うなら、「車社会の地域で車を手放すという選択」は、とても勇気がいることです。
同じ道を行く人がたくさんいれば、安心できます。人と違う道を行くのは不安ですよね。
それでも私は、自分で考えて、選択して、欲しいものを掴みに行く人生にしたいと思っています。
今持っているものは自分にとって本当に必要なのか、自分はどんな人間になりたくてどんな生活をしたいのか、それを実現するために何を捨てられるか、何を守るか。
人と違うことをするのは不安がいっぱいですが、わくわくもいっぱいです。
誰も見たことない、誰にも真似できない場所に辿りつけるかもしれないからです。
試行錯誤して、自分の行きたい方へ歩いていけるようがんばります。
おわりに
最後は、話が脱線してしまいましたが、車を手放すにしても手放さないにしても、自分が何を優先したくてその選択をしたが一番大事だと思います。
皆様の選択が、後悔のないものになるよう願ってます。
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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