こんにちは、T子です。
日本で大人気の野球ですが、野球の試合は、なぜ中途半端な9回までなのでしょうか。
今回は、その理由を徹底解説します。
21点取るまで終われない試合
「Baseball」という言葉が初めて確認されたのは、イギリスの1744年の書物です。
アメリカでは1791年の書物が最初です。
当時の野球のルールは、今ほど厳格ではありませんでしたが、現在と同じルールもありました。
【現在と同じルール】
チームは攻撃側9人、守備側9人
3アウトで攻守が交代
一塁または三塁から出た打球は、ファウルになる
ただし、現在と明らかに異なるルールがあります。
それは、「先に21点を取ったチームが勝ち」というものです。
アメリカでは、世界初の野球チーム「ニッカーボッカーズ」が、21点取りきるまで戦ったそうです。
一体何時間かかったのやら…
名前かわいい
ルールの変更
21点も取るのは大変です(-_-;)
皆さんがご存じの通り、野球で21点も取るのはかなり大変です。
現在の日本のプロ野球でも、0~5点くらいで試合が終わっていますよね。
しかも当時は「フォアボール」という概念もなく、ピッチャーが投げたボールの数はカウントされていませんでした。
ピッチャーの負担エグい…
試合は長丁場で、1日かけても終わらないこともあったそうです。
ルール変更
そこで、1852年にルールが変更されました。
試合が終わる時間をある程度予測できるように、現在の「9回終了時点で点数が高いチームが勝ち」のルールに改変されました。
なぜ「9回」なのか
当時、アメリカでは「12進法(12進数)」の考え方が強く根付いていました。
12進法(12進数)とは
12進法では、数字を「0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、A、B」で表現します。
日本では10進法(10進数)が主流ですよね。
10進法では、数字を「0、1、2、3、4、5、6、7、8、9」で表します。
10を超えると桁が1つ上がるのが十進法です
日本人の多くは、10進法の考え方が根付いており、10はキリが良い数字というイメージがあると思います。
ですが、アメリカでは、現代でも12進法がよく使われます。
12は割り切れる数が多く、3や4や6でも割れます。
12進法に基づいたものは、意外と身近にあります。
例えば、1年は12か月ですし、時計は12時で一周します。
野球が「9回」の理由
繰り返しますが、12を1つの区切りとする、12進法はアメリカで主流でした。
そこで、野球にもその12進法の考え方が取り入れられました。
ルールの改変を行う際に、12回のうち、打順が3回転以上する「9回」が採用されました。
裏表1回で1つのチームのうち、少なくとも3人は打席に立ちます
※スリーアウトでチェンジのルールのため
3人 × 3回転 = 9回
ちなみに、なぜ3回転以上にこだわったかは不明です。
12進法の考え方では、3は区切りによく使われるのでしょうか。
私は日本人で、あまり12進法に馴染みがないので、よく分からないです。
野球の三振でワンアウト、スリーアウトでチェンジというのも、もともとは12進法の影響らしいですが、なぜ12進法だと「3」に結びつくのでしょうか。
単純に3は12で割り切れるからでしょうか。
それなら、4でもいいような…
もしご存じの方がいたら教えてください
まとめ
野球がなぜ9回かの理由は、大きく2つです。
1.「21点先取」のルールだと時間がかかりすぎたから
2.12進法の考え方を野球に取り入れたから
なぜ「9」というキリが悪い数字なのだろうと疑問に思っていたのですが、このような歴史があったのですね。
「3」にこだわる理由はもやっとしますが、おおむね納得です。
さーて、今日の 巨人対ヤクルト戦 はどうなったかなぁ。。。
【参考文献】
話題の達人俱楽部. いっしょにいて楽しい人の話のネタ帳. 株式会社青春出版社. 2015
“野球の歴史-Wikipedia”. フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E7%90%83%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2, (参照 2022-04-09)
自己紹介
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