歓迎会に予約したお店のURLを教えて
皆さんは、こんな風に頼まれた時、スマホやPCで、お店を検索し、
safariやGoogle Chromeのアドレス欄にあるURLを、友人のLINE等にコピペすると思います。
しかし、URLが何かは分かっていますが、URLがどういうものかは、案外知らないのではないでしょうか。
URLは、Webサイトの場所を特定するもの
一言でまとめると、URLはWebサイト(ホームページやブログなど)の場所を特定するためのものです。
ブラウザで、URLを入力して、検索することで、目的のサイトを表示できるので、
この働きは、想像しやすいと思います。
しかし、これではURLがどういうものかという説明には、なっていません。
それでは、次のURLを分解して、URLがどういうものか、みていきましょう。
http://non-yokomoji.net/index.html
http
どのようなURLでも、先頭には必ず、「http」または「https」が付きます。
「s」が付くかどうかの差は、SSL証明書を発行しているかどうかによります。
SSL証明書が、よく分からないという方は、「https」のURLの方が、より安全に配慮しているサイトであると、思ってください。
そして、「http」については、
「http」という方法で、通信(情報のやり取り)を、行ないます!
という宣言をしているものと、思っておいてください。
「http」は、このやり方で、通信を行いますよ!と宣言している部分です。
non-yokomoji.net
サイトによって変わる部分です。
Webサイトが置かれているサーバ名を表している部分です。
ここで、Webサイトの場所(サーバ)を特定しています。
本来この部分は、IPアドレスという数字の羅列になっています。
IPアドレスは、192.168.10.11 のようなドットで区切られた数字の事です。
しかし、IPアドレスでは人間には、分かりにくいので、ドメイン(何らかの文字列)が当てはめられています。
このブログの場合、「non-yokomoji.net」になります。
ドメインは、世界で唯一のものです。
同じドメインは存在しないため、Webサイトがどこにあるのか、特定できます。
世界に一つしかない、ドメインを利用して、Webサイトの場所を特定しています。
index.html
ここでは、「index.html」の部分について説明します。
本ブログでは、パス名と表記します。
上記の、ドメインの部分で、Webサイトの場所を特定することができました。
試しに、「https://non-yokomoji.net/」というURLをアドレス欄で、検索すると、
本ブログにアクセスすることができますが、TOPページにしかアクセスできません。
実際のWebサイトの場合、お店の場所のページ、商品のページ、予約ページなどいくつかのページがあることが考えられます。
Webサイトが置かれているサーバの中には、さらにいくつかのファイルが置かれています。その一つ一つのファイルを指定するのが、パス名の部分になります。
パス名がファイル名の場合
今回の例で出したように、「.html」のような拡張子がついている場合は、ドメイン名で指定したサーバの中に、その名前のファイルが存在しています。
拡張子は、ファイルの種類を識別するために、つけられる文字列のこと。
.html や .php のような形で、ファイル名の末尾につきます。
パス名がファイル名ではない場合
パス名がファイル名ではなく、「http://non-yokomoji.net/yoyaku」という形になっている場合、サーバ内にそのようなファイルは存在していません。
フレームワークやプログラムによって、パス名を設定しています。
フレームワークは、プログラミングの労力を減らしてくれる便利なものです。
個人的には、Laravelが好きです。
パス名で、サーバ内のファイルを指定します。
まとめ
本記事の冒頭で、「URLはWebサイト(ホームページやブログなど)の場所を特定するためのもの」としました。
ここまで、URLを3つの部分に分解して、見てきました。
URLでは、通信の方法を宣言し、Webサイトが置かれている場所(サーバ)を指定します。
そして、必要があれば、パス名をつけることで、サーバ内のファイルを指定しています。
サーバ側は、URLの記された情報を見て、該当するファイルやデータを皆さんに表示しています。
おまけ
Uniform Resource Locator
URLは、Uniform Resource Locator の略です。
日本語では、統一資源位置指定子というそうです。
ほぼ、直訳ですね….
形式が定められている(統一)、インターネット上のWebサイト(資源)の場所を特定する(位置指定子)ものと解釈すれば、あながち間違いでもないかもしれませんね。
URLは、日本語も存在します。
URLには、日本語が入っている場合もあります。
ドメインには、日本語のドメインも存在します。
また、パス名を日本語にすることも可能です。
ただし、日本語が含まれているURLは圧倒的に少数です。
詳しくは、割愛しますが、リンクで貼られた際に、URLが非常に長くなります。
めちゃくちゃ長いURLのリンク、アクセスしたくないですよね?
そのデメリットから、URLに日本語を含めているサイトは、少ないと私は考えています。