今日は、定時で帰ろうシリーズです。
本ブログで、PCで作図する時にEXCELよりも、draw.ioというツールをオススメしています。
理由は、直感的に使いやすく、非常に楽にフローチャートなどの図を作ることができるからです。
draw.io で作成した図をEXCELに貼り付ける時は、SVG形式を選択するのがおすすめだということについては、過去記事で述べた通りです。
今回は、draw.io で出力したSVG形式のファイルをEXCELに貼り付ける時の注意点について、ご紹介します。
今回の内容は、初見殺しの内容になっています。
SVG形式のファイルを貼り付けた場合
draw.io で、図を作成し、SVG形式で出力します。
出力された、SVGファイルをEXCELに貼り付けると、上の画像のように、
- 文字の折り返しが、省略されてしまっている
- 図の下部に、英文が追加されている
となります。
せっかく作った図も、こうなっては使えません。。。
解決方法
では、さっそく解決方法を確認していきましょう。
作成した図を、出力する前に「Word Wrap」と「Formatted Text」のチェックを外します。
この手順を踏むことで、図中の折り返しが無視されたり、英文の挿入がされなくなります。
実際の画面のキャプチャを利用して、順に見ていきます。
まずは、作成した図を全選択します。
全選択後に、画面の右側でTextタブが表示されます。
この中段あたりに、「Word Wrap」と「Formatted Text」のチェックボックスがあるので、チェックを外します。
初期表示では、Stylesタブが選択された状態になっているかもしれません。
その場合は、Textタブを選択後、チェックボックスのチェックを外すようにしてみてください。
チェックが最初からついていない場合は、一部の要素のみチェックがついている状態かもしれません。
その場合は、一度チェックをつけてから再度外してみてください。
そうすることで、全要素に対して、チェックを外すことができます。
日本語表示で、draw.ioを利用されている方は、「Word Wrap」と「Formatted Text」がそれぞれ、「ワードラップ」と「フォーマットされたテキスト」という表示になっています。
下の画像のようになっていれば、OKです。
この状態で、SVG形式のファイルとして、出力します。
これを、Excelに貼り付けると、
ちゃんと、いい感じになってくれます!!
PNG形式のファイルをExcelに貼り付けた場合
番外編です。
Excelに貼り付ける場合は、SVG形式が良いと一貫して、主張してきました。
ちなみに、PNG形式で出力する場合は、今回紹介したチェックボックスを外すという手順を踏まなくても、ちゃんと折り返し後も表示してくれます。
ただし、SVG形式の時とは、異なり背景が透過されなくなります。
これが気にならない、かつExcelに貼り付けた後に修正を行う必要がない場合は、
PNG形式で貼り付けるのもアリかもしれません。
まとめ
draw.io で作成したSVG形式のファイルを、Excelに貼り付ける場合は、
出力する前に、次の手順を踏む。
- Ctrl + A で、全選択する
- 画面右側から「Word Wrap」と「Formatted Text」のチェックを外す
これを行ってから、出力します。
draw.io でサクサク作図して、定時に帰りましょう!!
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