はじめに
先日(2020年11月25日)にC言語プログラミング能力認定試験の3級に合格しました。
そこで、どういった試験だったのか、また、使用した教材や学習方法について、書きます。
この試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催しています。
同委員会より、問題集なども出版されています。
C言語プログラミング能力認定試験3級の概要
本試験3級の概要は、以下の通りです。
- 形式:複数の選択肢から正解を選択し、マークシートに解答する
- 実施形式:公開試験会場、または各テストセンターなど
- 試験時間:60分間
- 受験料:5,200円
認定基準
3級の合格により、次の基準を満たしていると客観的に証明することができます。
C言語の概念を理解し、簡単なプログラムが書ける。
C言語の概念とあるものの、ポインタや構造体などは出題範囲に含まれていません。
よって、難易度はそこまで高くないと考えます。
出題範囲
公式のホームページに詳細な出題範囲が、掲載されています。
リンクから確認してみてください。
出題される関数も、限られたものなのが見て取れると思います。
実際に出題された内容
私が受験した際に、出題されたテーマを参考に掲載しておきます。
- 正誤問題:C言語の特徴
- 文法問題:文字操作関数
- トレース問題:while文、do~while文、if文、インクリメント演算子
- 文法問題:#define指令
- トレース問題:printf関数の書式指定
- プログラム問題:入力した文字列を圧縮テーブルの定義に従い変換し、標準出力に出力する
あくまで、私基準の話になりますが、実際の試験では、30分かからずに解き終えることができました。
プログラミングの経験の有無にかかわらず、試験時間に余裕をもって、取り組むことができると考えます。
使用教材
使用した書籍
私は、この試験をプログラミングに関する職業訓練に通いながら、受験しました。
その職業訓練で、C言語を学ぶ上で、使用していた教材が、
この、新・明解C言語 入門編 第2版です。
C言語プログラミング能力認定試験を、運営しているサーティファイから出版されている問題集です。
過去問題が、6回分収録されています。
この問題集をしっかり解くことで、かなり合格に近づくことができると思います。
しかし、この問題集は「解答・解説」の解説の部分があまり丁寧ではありません。
できれば、C言語に関する教本を一冊手元に置き、そちらを参照しながら、過去問に取り組むことをお勧めします。
利用したサイト
マイクロソフトが作成しているC言語のリファレンスサイトです。
関数について、知りたい場合は、リファレンスサイトの中でも、特にこのページを参考にしました。
上記2つのサイトは、マイクロソフトが作成しているだけあり、信用が置けます。
書籍だけでなく、インターネットのサイトも上手に活用したいところですね。
学習時間について
1.『新・明解C言語入門編』を教材に、C言語の特徴について、学習を行ないました。
私は、仕事でPHPを使っていたので、プログラミングの基本的な文法については、理解していました。
しかし、PHPでは行なわない型の宣言や、ヘッダーファイルの読み込みについては、知らなかったので、しっかりと勉強しました。
2.次に、公式の問題集を取り組みました。
3級の出題範囲には、ポインタや構造体といった、要素が含まれていないため、
過去問を複数回行なうことで、合格ラインに届くようになりました。
先述の通り、公式の問題集に付属している「解答・解説」は、あまり参考になりませんでした。
解答が書いてあるだけで、「なぜ、そのような解答になるのか」という、解説の要素が薄かったです。
解答・解説に頼らず、別にC言語の仕様について、確認できる教材を手元に用意することをおすすめします。
公式の問題集だけあって、実際の過去問を掲載しています。かなり、試験の参考になりました!
過去問をいくつか解くと、気が付くことですが、C言語プログラミング能力認定試験では、過去問に出題された問題から、似たような内容・形式が出題されています。
公式の問題集をしっかりと取り組むだけで、かなり合格に近づくと思います。
まとめ
試験終了後、約2週間ほどで、試験結果が届きました。
無事に合格していたため、合格したことを示す、『認定証』が届きました。
認定証には、
・認定基準(各級が証明するC言語のプログラミング能力)
・受験情報(受験会場や試験日など)
・試験結果(テーマ別の正答率)
が、記載されています。
今回は、以上です!